ポイント ― 1、土づくり
カーネーション栽培では土づくりが大事。根づくりのための土づくりである。
カーネーションは主根がなく上根だけである。定植後初期に如何に根を伸ばすかが大切である。土づくりの中で、もみがらくん炭、ヤシガラ、ピートモス等を使用しているが、もみがらくん炭は毎年継続して使用している。もみがらくん炭を使用して4〜5年すると芽吹きの状態が変わってきた。
ハウスは20数年経過している。連作障害を回避するための、もみがらくん炭の役割は大きいと感じている。
もみがらくん炭の役割→通気性、排水性等の物理的効果、有機酸、有機ガスを除去する効果等により根の活力が向上すると考えている。さらに、MFキング(土壌改良剤、潟wルスアンドライフ社製)を使用した効果なのかはっきりしないが、例年になく生育が早まり旺盛になって驚いている。次作でも使ってみたいと感じている。
施肥は購入肥料を県の標準の三分の一程度で実施している。肥料は基肥と追肥の二種類で、追肥は置肥として有機質肥料を使用している。
ポイント ― 2、定植後の水管理
定植してから活着させるためには、こまめな水管理が必要である。
ポイント ― 3、ハウス内の光環境
カーネーション栽培での好適な光量は3万ルックス程度かと思う。
温度がやや低い時でもカーテンを開ける(カーテン自体が光環境を悪くしているので)。温度よりも光を重要視している。スーパーソーラー、ソフトソーラー、UVソーラー等の農POフイルムではガラス温室に負けない力強いカーネーションが出来る。スーパーソーラーとUVソーラーとの比較では赤系の色が多少異なる。又、草丈も多少異なるが軟弱にはならない。
平成14年の農林水産大臣賞受賞は土づくり、根づくり、およびハウス内光環境管理にあったと考えている。
ポイント ― 4、ハウス内温度、炭酸ガス濃度等
Q、温度管理が重要となってくると思うが、どうしているのですか?
A、日中ハウス内温度は病害対策の面から他人よりも低めに管理している。
他人 ― 20℃、自分 ― 17℃〜18℃、
* 千葉県庁農業改良課 専門技術員増田千代子氏
北総地域のカーネーションは県内でも高いレベルである。確実に金を稼いでいる産地でもある。
干潟地区は平成元年頃から共選・共販に取り組んでいる。スタンダードとスプレーとの価格差が無くなってきたので、全般的にスタンダードに移行してきている。又、色も種々多彩になってきている。干潟花き組合では今後どうするか苦労している。
最近の特徴としては白系が多くなってきており、次にグリーン系になってきている。スムーズに夏越しが出来る様にするために海宝農園の土づくりは良く出来ている。干潟地区は海宝さんのカーネーション作りの技術を参考にしようという傾向にある。
収量をとるために品種を選定して全体のバランスをとっていこうとする傾向にある。