司会
産直の商品に求められている消費者ニーズをどう感じられているのか?
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大木夫人
何年か前は安全性が主であったが、最近は「味」「おいしさ」を重視する様になってきた。直接畑に来てトマトの味を確認して契約する場合が多くなった。従って、大勢の人達(消費者)が価値を認めてくれるものを作る。現在は買い手が大勢いるので、当方で買人を選ぶ様な感じである。
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渡辺理事
35歳から農業を始めた。消費者の目は八百屋→スーパー→直売所→個人の農家、と移ってきている。各生産者はインターネット、携帯電話、英語等を駆使できる環境を整える必要がある。10年先を見据えた農業行動を考えないとダメと考える。
海外に目を向けながら自分はどうするかを考える。とことん良いものを作り、お客に販売するのか、経営の数字だけを考えるのかを見極める必要がある。自分の場合は花き栽培を行っているが、徹底的に良いものを作ることを心がけている。
現在、JAICAの下部組織に調査依頼し、世界に目を向けてすばらしい農業経営をしたいと考えている。
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原弘和氏(ハウストマト栽培)
販売方法はトマトを大手スーパー、モスフードサービス,及び個人への直接販売をしている。
「おいしさ」を第一条件と考えているが、販売先のモスフードサービスはLサイズしか買ってもらえない。残ったMサイズ、Sサイズをどうするか、苦労している。現在、残った他のサイズはアズマ総合青果に販売している。
誰も出来ない様なおいしいトマトを作っても、他のトマトの値が下がると自分のトマトも下がる傾向にあり、価格維持がむずかしい。スーパーとの契約も自分の思い通りには行かない。
他方、「楽天」を利用して、インターネット販売を実施中。
自分で最良と思うトマトを作ってもお金に結びつけるのは困難な状況もある。自分で自信をもって売れる品質のものを作るのが第一条件と思う。他方、最初良いということで契約しても、長続きしない状況もある。
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みかど化工(株)峯岸社長
消費者が産直から購入する意味として、農産物が「安全である」、「新鮮でおいしい」と言う要素が大きいのではないか。
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吉岡理事長
道の駅に来る客層を見ると、50〜60歳台の夫婦づれが多い。「新鮮でおいしい」という事が野菜全般に共通する要素である。
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青木常任顧問
おいしいものを作るには栽培技術が重要となる。現状を見据え将来性のあるリーダーが必要となる。
品質については生産者個々の栽培技術の差が大きい。研修、講習が必要ではないか?
トマトの場合、現在大玉(L)が少なく、S、Mが多いのではないか? 水をしぼり、高糖度トマトを作る人が多いのではないか? さらに栄養価を重視した品質のものが消費者に望まれているのではないか?
産直のスタンスとして荷姿、産直らしい商品の荷姿があっても良いのではないか?
例、*ダイコンの葉つき、*タケノコのドロつき、*コマツナのドロつき等
Q、(司会)、地場産以外の商品(農産物)の販売をどう考えているのか?
A、吉岡理事長
旬(シュン)のもので午後から来た人に対して品切れになることがある。これも考慮に入れた全体の品揃えを考える必要があるので、地場産以外のものも取り扱っている。
Q、(日暮繁氏)、リピーターが多いと聞くが、お客様に還元することがあるのかどうか?
A、吉岡理事長
この分、値段で消費者に貢献することを考えている。
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吉岡理事長
現在、「道の駅」の全国組織を作る段階にさしかかっている。
千葉県内に19ヶ所、全国で785ヶ所存在する。
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司会(青木常任顧問)、産直の方向
消費者が求める品質の農産物の販売、および新しい流通形態により国内の農産物の消費量が高まるのではないか。
消費者が求める品質としては安全性、食味(食感)に加え更に、「栄養価」も問題になるだろう。
新しい生産の方向、消費の方向、販売の方向等これまでとは違った視点で考える必要があると思う。
道の駅やちよ、農事組合法人「クラフト」視察
講演および検討会終了後、各自それぞれの車で「道の駅」に向かった。
写真に示すように各種農産物がきれいに整理され陳列されていた。各野菜とも梱包毎に生産者の名前と価格が表示されており、スーパーよりも鮮度が良好で且つ安価であると感じた。
陳列野菜、トマト、キュウリ、ナス、ダイコン、ネギ、ホウレンソウ、小松菜,菜ばな、インゲン、サヤエンドウ、ゴボウ、ニンジン、タマネギ、ジャガイモ、サツマイモ、等多品目がきれいに陳列されていた。別のコーナーには地場産のタケノコもあった。トマトの中には高糖度の表示のものもあり、吉岡理事長に試食させていただいた。ほんとうに甘くておいしいトマトであった。見学者の何人かの人はそのトマトを購入していた。
他方、地場産の米、加工品(おこわ、赤飯、漬物類、自家製コンニャク、自家製お茶類等)なども陳列されていた。
花き類のコーナーには切り花、鉢花が陳列されていたが、切り花が多かった、価格はスーパーやホームセンターに比べて同等かやや安い程度と感じた。
16時30分ごろ自由解散した。(文責、須田)